2015年度 コスタリカ研修レポート

3/22-4/4

コスタリカにて、2週間の研修が行われました。

ノサラヨガとは、何か。 ホルトヨガとは、何か。

ヨガと生との関係性。

今を生きるとは。

私たちは、普段、欲にまみれ、欲を背負い過ごしています。

食欲や睡眠欲など、生きるために必要なものもありますが、

嫉妬心・執着心など、強すぎる欲は自分を縛り付け、傷つけます。

では、

自分らしく、軽やかに生きていくにはどうしたらいいのか。

答えは、自分の中にあります。

自分自身でその答えを見つけられるよう、

ロビンソン尚子先生とコスタリカの自然が導いてくれまし。

 


Inner Quest of the Yoga Educator (in Nosara yoga institute 3/22-4/4)

安倍幹子

 

ノサラの海岸で朝6:00からスタートしたワーク。前日出された宿題は、海岸までの道のりで、気になったモノを、ひとつ拾ってくること。

私は、最初、赤い花が目に留まり、髪に飾る。ふと振り返ると、木になっている黄色い実がぶら下がっている。“可愛い!”と思い近づくと、枝に繋がっている所には、勾玉の形をしたモノもついている。尚一層可愛く思い、この実にしようと思ったが、「拾って来なさい」と言われた事を思い出し、“採っちゃいけない…”と、ふと、実の下に手を広げたら、ポトンと落ちてきた。

嬉しくなって、一緒に向かっていた仲間たちに、「私これにした!」と差し出した。

「可愛い!見せて!」と一人が、私の手の平の上の実を触った。他の人も「見せて!」と手のひらから取ろうとした時、思わず「触らないで!」と私。仲間たちは驚いたが、私も自分から出た言葉にビックリ!でも、「私の大切なもの」という気持ちが溢れてきた。その時、“良くがんばったね”とその実が言った…ように思った。

“何をがんばったのか…”きっと、その答えは、今から始まるワークで出てくる…そう思いながら海に向かった。

海辺で始まったワーク。持ち寄ったモノを置き、海辺で集めたモノで飾る。

私は木に見立てた小枝と葉っぱを添える。クルーナが実の周囲をクルリとした木で囲んでくれた。

どんな想いか、発言の時間。尚子先生に通訳してもらって、経緯を話すと、内側から喜びが湧いてきて

“This is my life!“と、この実を指さした。私はこれまで、本当に良く頑張って生きてきた…。

 

コスタリカ① コスタリカ② コスタリカ③

 

 

ノサラに住むクルーナが、この黄色い実の上についている勾玉の形をしたモノは、カシューナッツと教えてくれた。そして、「持って帰りなさい」と言ってくれたが、“これまでの人生は、ここで完結…”という気持ちになっていた。仲間たちのモノたちと一緒に、ノサラの海で仲良く地球に融合!

 

この物語には続きがある。ワークの日、砂浜を歩きながら、きれいな貝殻も気になり、拾おうとしたら、“必要なモノだけに…”という声が聞こえた。“そうね、今は、この手にした実”が必要…拾いかけた貝殻から手を離していたのだった。

…明日は帰路に着く日になり“やっぱり貝殻もお土産にいいな〜”という気持ちになる。でも、海に行ったら泳ぎたくなるかも…と思い、水着を着用。ノサラでのプライベートでの自分のテーマは、「自分の本心に従って行動してみる」だったが、案の定、海を見たら入らずにはいられない。思う存分、波乗りを楽しんだ。

“帰り道で拾えばいいか〜”と思っていたら、一緒に行った仲間の一人が行方不明!貝殻探して歩く場合じゃない!ようやく出会えた仲間を見つけて喜びながら、ふと目に入ったのは、テンコ盛りになった貝殻たち…

自分を愛し、利他の心で人を愛するようになった時、「必要なものは与えられる」。

……ひとつ、ひとつのワークが奇跡の連続のInner Quest of the Yoga Educator……